こんにちは!フロントエンドエンジニアの どじねこ です。 今回は少し前となりますが 2024年5月に社内で開催したLT会についてご紹介したいと思います。 よろしければ先日公開されました「iOS・Android 合同のLT大会を開催しました!」も合わせてご覧ください
⛳️ LT会を開催した背景
ミラティブには多数のエンジニアが在籍しており、配信やライブゲームを楽しんでいただけるよう日々活動しています。メンバーの技術分野はバックエンド、フロントエンド、Unity、インフラなど多岐にわたり、それぞれの専門性を活かして課題解決に取り組んでいます。
Webフロントエンドではモバイルと異なりチームではなく、強く興味を持ったメンバーで構成されるギルドが主体となって定期的に勉強会や知見の共有会を行っています。今回はそうした勉強会の延長として、社内外に向けて発信する機会を社内でのLT会として設けることにしました。
🗻 開催にあたって行ったこと
今回は初回開催ということもあり、発表内容については、技術的な内容であれば何でもOKとしました。これは何かを誰かに発表するという体験のハードルを少しでも下げることを目的として、各自の興味のあるものの中から熱く語れそうなものをトピックとして選んでもらいました。 一方で、「いきなり何でもOK!」となるとそれはそれで話題を選出しにくい場合もあると考えたため、今回はそういった場合に備えて「フロントエンド技術に関連するトピック」というサブテーマを合わせて用意しました。
その後、1〜2ヶ月程度猶予を設けて開催日を決定した後は、業務として資料作成に取り組んでもらえるように業務時間の中で資料作成や相談のための時間を、週1回に1時間の枠を用意しました。
🎆 発表会当日の様子
今回の発表者は4名でそれぞれの持ち時間は10〜15分程度としました。
発表会当日は社内で多くのメンバーが画面共有などの操作に慣れている Google Meet 利用して行いました。 基本的には Google スライド を用いて発表資料を作成したメンバーが多かったのですが、中には iPad を利用して手書きでスライドを作成したメンバーもいて、周囲を驚かせました。
今回発表された内容は以下でした
- iOSのWebViewとClipboardAPI @dojineko
- 今日こそTauriでiOSビルド入門 @8beeeaaat
- ホームページ制作入門 ツール選定編
- Unreal Engine 5 を触った感想
以下にそれぞれ簡単なレポートをご紹介します
iOSのWebViewとClipboardAPI
ミラティブアプリ内で遊べるゲーム「ライブゲーム」の開発において、特にUnity WebGL と iOS WebViewを組み合わせた実装を行う際にクリップボード機能と連携する機能を実装するまでの道のりと対応手法をご紹介しています。
ブラウザ標準APIであるClipboard APIはiOS Safari、特にWebview内にあるWeb実装から利用する場合にはかなり強い制限が課せられるため目的としている機能を実現するにはどうすれば良いか検討し、何とか機能実現にたどり着けたというような内容になっております。
一部 Unity WebGLビルドに特有の jslib や WebAssembly(Wasm)との連携などの紹介もしています。
今日こそTauriでiOSビルド入門
RustとJavaScriptを組み合わせてデスクトップアプリやモバイルアプリをクロスプラットフォームで開発できるTauriを活用してiOSアプリを構築する手法を紹介していただきました。
発表当時ではBunとTauriを組み合わせるとビルドがどうしてもうまくいかないなど、新しいものでチャレンジするとハマるようなトラブルから公式ドキュメントに記載のないようなトラブルをどうやって回避すれば良いかという点を解説していだだきました。
ホームページ制作入門 ツール選定編
あらゆる問題が科学技術で解決するこの令和の時代に、改めてWebサイト/ホームページを新規に構築するとなった場合、どんな手段があるかを紹介していただきました。
昨今ではNotionやWixなどのWYSIWYGエディタをメインにページを構築できるサービスが多く利用できる他、世界中で活用されている WordPress も依然として有効な選択肢であるなど用途に応じた手段がまとまっていました。
※ こちらの資料は社内限定となっています
Unreal Engine 5 を触った感想
ゲーム開発が未経験のところから、Unreal Engineを活用して、どこまでやれるかやってみたという内容を発表していただきました。
ゲーム開発に取り組むにあたっては、「Unreal Engine 5で極めるゲーム開発」を参考にしながら、エディタの基本操作からはじまり、プロトタイピングを繰り返しつつ1つのゲーム作品が完成するまでに考えたことやハマったことと解決方法をまとめて発表していただきました。
※ こちらの資料は社内限定となっています
🚗 今後について
今回のLT会は基本フリーテーマでの開催でしたが、チーム・ギルド内外を問わず、多数のメンバーが社内の配信会場に視聴参加してくれました。 一部デモで細かな進行上のトラブルこそありましたが、終始和やかな雰囲気であったため特に心理的な障壁やネガティブな体験になりづらかったのは良かったなと感じています。
今後については、半期〜四半期ごとなど発表するネタが尽きないくらいの無理のない範囲で定期開催して行くことで、誰かに何かを発表する練習の場として活用してもらいつつ、 技術分野を横断した交流の場となると良いなと感じています。
🙌 We are hiring!
株式会社ミラティブ では一緒にユーザーさん、そしてメンバーのスキを応援してくれるエンジニアを募集しています!