Mirrativ Tech Blog

株式会社ミラティブの開発者(バックエンド,iOS,Android,Unity,機械学習,インフラ, etc.)によるブログです

DroidKaigi2022に若手3人が参加してきました

左から久賀、北川、中脇

こんにちは。Androidエンジニアの久賀と、インターン生の北川中脇です。 2022年10月5日(水)〜7日(金)に開催された「DroidKaigi 2022」にミラティブのスポンサー枠で行ってきました。

2020年は中止、2021年はオンライン開催なので、2年ぶりの対面での開催となりました。僕ら3人はこのようなイベントに出席することが初めてなので、ワクワクしながら参加しました。

早めに東京ドームシティ会場に着いたのですが、既にたくさんの人がいて交流していたり、ブースの人と話し合っていたりしました。これが国内最大規模のAndroidイベントなのかと、今まで見たことのない景色だったのでびっくりしました。

DroidKaigiで色々な方と話し、たくさん学んできました。ではどう感じたかを書いていこうと思います。

公式アプリのコントリビュート

まず、DroidKaigiの参加前に久賀と北川がDroidKaigiの公式アプリへのコントリビュートに挑戦しました。初のOSS貢献でしたので二人とも少し不安がありましたが、普段から業務でComposeを触っており、それに近い感覚で実装を進められました。当日、DroidKaigiのコントリビューターとしてスクリーン上に自分達のアイコンが表示されたときは嬉しかったです。また、この経験を通してOSS参加への心理的ハードルが下がったのもよかった点です。

コントリビューター一覧

プロジェクトはIssueベースに進められており、常に取り組むべきタスクが明確になっていました。PRとIssueとの対応も分かりやすく良い試みだと感じたので、自分が進めているプロジェクトにも導入を進めています。多くの人が関わるプロジェクトを成功に導く細かなノウハウを知ることができたことも、大きな収穫でした。

企業ブース

会場に入るとずらっと並ぶ企業ブースがありました。各企業さんが様々な企画を開催しており、くじ引きでグッズを貰えたり、アンケートに回答してグッズを貰えたり、グッズを貰えたりしました。(くじ引きで大吉がでて、なんか高価そうなコップをもらったことも!) 興味がある企業さんとプロダクトや開発、働き方などに関する話も気軽にでき、楽しく話す中でためになることを色々お聞きすることができました。

企業ブースでたくさんの人とお話しできました!
引用元: https://twitter.com/DroidKaigi/status/1577495140285181953

セッションスピーチ

こちらでは気になったセッションをいくつか紹介いたします。

コルーチンを使って処理の見通しをよくする」、「通知チャンネルに対応する」では、サーバーとやりとりするところで読みづらい部分をコルーチンを使うことで可読性の高いコードにしたり、ユーザー目線から考えた通知設定をどう設計するかという内容でした。自分は日頃の業務で実装を完了させることだけに意識がいっていたりして、登壇者さんのようなもっと広い視点で業務にあたることをしていませんでした。登壇者さんの業務に対する心構えみたいなのを聞けてとても有意義なものになりました。

また「Deep dive into Jetpack Compose Text」では、TextViewとJetpack ComposeのTextの構造と依存関係の違いについて説明されていました。具体的な使い方の違いがいくつか紹介されていてとても分かりやすく、xmlのレイアウトからComposeに移行するときに役に立つ内容でした。テキストはよく開発する部分の一つなので、使いこなして開発速度を上げていきたいです。

人の声を可視化する」では、音声に関する基本知識からAndroid上で音声を扱う上での注意点、可視化するまでの手順を丁寧に説明されており、これまで音声処理に触れたことがなかった方でも理解しやすい内容でした。Mirrativでも配信の際に音声処理がされているので、今回の内容とMirrativ上での実装を比較し、音声処理の理解を深めたく思います。

ミートアップや相談会

セッションスピーチで席が隣になった人や、ミートアップで会った人、相談会でGoogle Expertの方など、たくさんの人とお話ができました。初心者の方でもベテランの方でも関係なく、Androidを中心に様々な話を気軽にしたり聞いたりでき、またtwitterを多くの人と交換でき、オフラインならではの交流を積極的に楽しめました。

3日目のコードラボで楽しくコード書いていました!
引用元: https://twitter.com/DroidKaigi/status/1578204803146350593?s=20&t=AV4KQb94xpLGe5q0bTyMGA

ミートアップで色々な人と深く話ができました!
引用元: https://twitter.com/DroidKaigi/status/1577555910394007552

ただ一つ心残りなこととしては、Mirrativで使っている技術の詳細を聞かれても、普段業務では触れていない技術に関しては十分に説明できなかったことです。Unityで作ったアバターをどうやってKotlinネイティブアプリの上にのせるかや、配信のコアの部分など、面白いことをたくさんやっているので次行くときは、説明できるようになっていたいですね。

DroidKaigiで得たことを業務に生かそう

DroidKaigiに参加して、みんな「もっと効率の良い設計方法はないか」「もっと読みやすいコードはないか」色々試行錯誤していて、たくさんのいい影響を受けました。DroidKaigi終了後、社内でDroidKaigi公式アプリで使用されていたPaparazziの導入を検討したり、交流の中でコードレビュー会の良さを教えていただいたのでそれを取り入れてみたりしています。今後も改良できるところはないか、色々なところにアンテナを立てて、今後のミラティブの業務で生かしていきます!

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