こんにちはLivePlatformチーム所属の_mkazutakaです。
ミラティブでは、週1回木曜日にエンジニア向けの社内勉強会を開催しています。社内勉強会にはバックエンドエンジニアのみならず、iOSエンジニア、ビジネスサイドからの参加があります。
今年の8月でサービスリリース6周年を迎えたミラティブですがこれまで社内勉強会するという文化はありませんでした。
ミラティブでの社内勉強会も次で26回目になります。振り返りの意味も含め、なぜ・どうやって勉強会を開催しているかを紹介していきたいと思います。
社内勉強会をやっているけれども他の会社ではどのようにやっているのだろう、社内勉強会に興味がある、といった人達にとって参考になれば幸いです。
なぜ開催し始めたのか
ミラティブでは月に一回プレミアムエモイデーという全体会議があります。当時プレミアムエモイデーにてチーム内の行動指針に沿った行動について話し合う機会がありました*1。
ミラティブの行動指針には
- わかりあおうとし続ける
- 課題に向き合い続ける
- 期待を超え続ける
- そして楽しみ続ける
の4つがあります。プレミアムエモイデーにて話す内容を洗い出すためバックエンドエンジニア内でも行動指針に沿った行動について話し合う機会がありました。このとき「わかりあおうとし続ける」に対しては出た行動が0件という結果になりました。
これを一つのきっかけに社内勉強会を通して技術力の向上のみならずわかりあいを深められればと思い、勉強会の企画及び参加を募りはじめました。
ミラティブの勉強会のスタイル
ミラティブの行動指針にはすべて「し続ける」という言葉があります。
そのため、短期的に本を効率よく読みすすめる勉強会より長期的に継続しやすい勉強会を目指すほうが行動指針に沿っています。この行動指針に沿った勉強会をし続けるために、継続の負荷が大きい「事前準備」「強制参加」をやらず、「気軽に参加できる」「休んだとして次に参加しやすい、追いつきやすい」勉強会を目指すことにしました。
そのためミラティブでは輪読会形式の勉強会を採用しています。輪読会形式の勉強会は本をもってさえいれば参加できる、また参加できなかったとしても前回からの差分を事前に読んでおけば再参加できます。
ミラティブの勉強会の内容
毎週木曜日に17時から1時間の枠をとって、対象となる本をみんなで朗読していきます。勉強会の流れ的には、「出席確認」「朗読していく順番を決める」「朗読する」という3つのシンプルなステップです。だいたい1セクションあたりで朗読を交代しています。このあたりは司会者が調整しています。
1時間の枠を抑えてはいますが、15分はバッファで45分を目処に終わります。議論が白熱する、セクションが中途半端ならバッファの15分を使っています。ある程度のセクションごとに質問・議論タイムなどを設けています。
対象の本はアンケートで募集し、下記のような形で投票数の多い本を選んでいます。
現時点では1冊目「Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計」を2021/03/25から2021/07/15の期間で読み終えたので、2冊目の「データ指向アプリケーションデザイン」を読み進めています。
勉強会を開催した結果
一冊目が終わったタイミングでアンケートを取ったのでその一部紹介です。
- 普段の仕事を一緒にしない人とコミュニケーションとる機会があるのは良い
- ワイワイするのが楽しい
- 本次第かなと思いつつも概ね良かったのでできれば参加したい
また勉強会自体がシンプルなので、司会者が参加できなくても変わりの司会者がすぐ見つかる人に依存しない勉強会にすることができました。また勉強会の機会があることで部署間での交流があることも個人的にはよかったです。
感想
実際に手探りやってみた勉強会ですが、継続してくれる人が多く非常に良かったです。現在は2冊目で比較的難易度が高い本なのですがそれでも8-10人が継続して参加してくれています。また勉強会のきっかけの一つであった「わかりあおうとし続ける」に対しての行動の一つに社内勉強会が挙げられ、問題の解消に貢献することもできました。
まとめ
ミラティブでの社内勉強会がなぜ・どうやってできたのかを紹介しました。社内勉強会自体は、僕が参加していてよかったなと思う勉強会を思い出しつつ開催したもので完全オリジナルではないですが、ミラティブがどういった考えで社内勉強会を進めているか知っていただけたら幸いです。
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ミラティブは週1回社内勉強会もやっています。継続的に学習がつながるためエンジニアの成長にも向き合っています!最近勉強会で出た話題は「アクターモデルで はメッセージが単一プロセス内でさえ失われうることを前提としている
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*1:現在は形式が変わって行ってません